情報処理技術者試験プロジェクトマネージャ 合格勉強方法

情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャに合格した時の勉強方法を紹介します。
受験したのは、2016春ですが、参考になるはずです。
(論文系の試験は題材が違うだけなのでシステムアーキテクトなどと同様の勉強方法でOKです。)

  • 勉強時間:30〜40時間
  • 使ったテキスト:以下の3つ

①情報処理教科書 プロジェクトマネージャ(翔泳社

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2018年版

情報処理教科書 プロジェクトマネージャ 2018年版

②徹底解説 プロジェクトマネージャ本試験問題 (本試験問題シリーズ)

2018 徹底解説プロジェクトマネージャ本試験問題 (本試験問題シリーズ)

2018 徹底解説プロジェクトマネージャ本試験問題 (本試験問題シリーズ)

③合格論文事例集 (論文事例集シリーズ)

プロジェクトマネージャ 合格論文の書き方・事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

プロジェクトマネージャ 合格論文の書き方・事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

  • テキストの利用方法

①概要(問題の出題範囲と傾向)を掴む。(だいたい3〜5時間くらいが目安)

  • まず、翔泳社本(上記の教材①)をざっと読み、概要を抑える。この時、問題演習は飛ばしてOK。全体感を掴むことが目的なので。
  • テキストに掲載されている午後2の問題文は、全て読むこと。(午後2の問題文は、勉強教材として秀逸で、午後1の勉強にもなるし必要な知識レベルが載っている


②午後1の対策

  • 過去問(上記の教材②)を全て解く。(直近の過去問3冊分を用意してください。1冊で3年分が載っているので、3冊だと9年分です)
  • 9年分もやれば、傾向や得意分野がわかってくると思うので、その中で得意分野を1つ作ってください。(得意分野で40点、その他で20点の作戦です。)
  • 解き方は、設問を読んでから設問のキーワードで問題文をサーチするという国語の長文読解と同じ要領でOK。ただし、自己採点時は、必ず問題文を読むこと。午後1の問題文は、午後2の論文対策のネタになります。(←ポイントです!)


③午後2の対策

  • 論文で大切なことは「構成」「一貫性」「文字数」の3つだけ。(すごい業務経験とかは全く関係ないです)
  • 合格論文事例集(上記の教材③)を利用して、章立て、言い回しを掴む。たくさん例文が載っているので、その中で自分に一番しっくりとくるものを1つ選んでベースにすると良いです。
  • 論文のネタは、自身の業務経験がベスト。多少の脚色は問題ないです。(もし業務経験がない場合は、例文のパクリでもOK。ただし、一貫性がずれる可能性があるので注意が必要)
  • 最後に、上記①②でやってきた通り、過去問を教材にして以下をやる。

  - 午後2の問題文を再度読み直し(できれば覚えるくらいの気持ちで)
  - 午後1の問題文の読み直し(ネタ、部品、ワードを再度ピックアップ)

  • 試験準備としては、「要件定義」用の論文を1本準備しておくこと(マスト)あとは、「設計、開発」で1つ、「テスト、セキュリティ、移行、など」で1つ、の計3つあれば問題ないです。(時間がない場合は、「要件定義」だけでもなんとかなる場合が多いです。)


④午前対策(試験直前にやるだけ)

  • 過去問(上記の教材②)を全て解く。(9年分やれば80〜90点くらいは取れます)(感覚的に、3年分だけだと60点ギリギリラインな気がするので、最低でも5年分くらいは目を通しておきたいところ)


<まとめ>
午後1の問題文と設問がコンスタントに70点以上取れるのであれば、ほぼ合格できます。(午後2は「構成」「一貫性」「文字数」くらいしか見られてないので、難しくないです。試験中に集中力を切らさなければだいたい評価Aをもらえます。)
プロジェクトマネージャは午後1がシステムアーキテクトよりも簡単です。

情報処理技術者試験システムアーキテクト 合格勉強方法

投稿がだいぶ遅くなりましたが、情報処理技術者試験システムアーキテクトに合格した時の勉強方法を紹介します。
受験したのは、2015年秋ですが、参考になるはずです。

  • 勉強時間:40時間
  • 使ったテキスト:以下の3つ

①情報処理教科書 システムアーキテクト翔泳社

情報処理教科書 システムアーキテクト 2017年版

情報処理教科書 システムアーキテクト 2017年版

②徹底解説 システムアーキテクト本試験問題 (本試験問題シリーズ)

2017 徹底解説 システムアーキテクト本試験問題 (本試験問題シリーズ)

2017 徹底解説 システムアーキテクト本試験問題 (本試験問題シリーズ)

③合格論文事例集 (論文事例集シリーズ)

システムアーキテクト 合格論文事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

システムアーキテクト 合格論文事例集 第4版 (論文事例集シリーズ)

  • テキストの利用方法

①概要(問題の出題範囲と傾向)を掴む。(だいたい3〜5時間くらいが目安)

  • まず、翔泳社本(上記の教材①)をざっと読み、概要を抑える。この時、問題演習は飛ばしてOK。全体感を掴むことが目的なので。
  • テキストに掲載されている午後2の問題文は、全て読むこと。(午後2の問題文は、勉強教材として秀逸で、午後1の勉強にもなるし必要な知識レベルが載っている


②午後1の対策

  • 過去問(上記の教材②)を全て解く。(直近の過去問3冊分を用意してください。1冊で3年分が載っているので、3冊だと9年分です)
  • 9年分もやれば、傾向や得意分野がわかってくると思うので、その中で得意分野を1つ作ってください。(システムアーキテクトは出題ジャンルがムラがあるので、得意分野で40点、その他で20点の作戦です。)
  • 解き方は、設問を読んでから設問のキーワードで問題文をサーチするという国語の長文読解と同じ要領でOK。ただし、自己採点時は、必ず問題文を読むこと。午後1の問題文は、午後2の論文対策のネタになります。(←ポイントです!)


③午後2の対策

  • 論文で大切なことは「構成」「一貫性」「文字数」の3つだけ。(すごい業務経験とかは全く関係ないです)
  • 合格論文事例集(上記の教材③)を利用して、章立て、言い回しを掴む。たくさん例文が載っているので、その中で自分に一番しっくりとくるものを1つ選んでベースにすると良いです。
  • 論文のネタは、自身の業務経験がベスト。多少の脚色は問題ないです。(もし業務経験がない場合は、例文のパクリでもOK。ただし、一貫性がずれる可能性があるので注意が必要)
  • 最後に、上記①②でやってきた通り、過去問を教材にして以下をやる。

  - 午後2の問題文を再度読み直し(できれば覚えるくらいの気持ちで)
  - 午後1の問題文の読み直し(ネタ、部品、ワードを再度ピックアップ)

  • 試験準備としては、「要件定義」用の論文を1本準備しておくこと(マスト)あとは、「設計、開発」で1つ、「テスト、セキュリティ、移行、など」で1つ、の計3つあれば問題ないです。(時間がない場合は、「要件定義」だけでもなんとかなる場合が多いです。)


④午前対策(試験直前にやるだけ)

  • 過去問(上記の教材②)を全て解く。(9年分やれば80〜90点くらいは取れます)(感覚的に、3年分だけだと60点ギリギリラインな気がするので、最低でも5年分くらいは目を通しておきたいところ)


<まとめ>
つらつら書いてしまいましたが、一番のポイントは、午後2ではなく、午後1です。
午後1の問題文と設問がコンスタントに70点以上取れるのであれば、ほぼ合格できます。(午後2は「構成」「一貫性」「文字数」くらいしか見られてないので、難しくないです。試験中に集中力を切らさなければだいたい評価Aをもらえます。)
 

これからプロマネを目指す人向けオススメ本10冊

これからプロマネを目指す人が読んでおくと良さそうな本を紹介します。

 

①マンガでわかるプロジェクトマネジメント

マンガでわかるプロジェクトマネジメント

マンガでわかるプロジェクトマネジメント

 

 マンガだからと侮ってはいけない。1〜2時間程度で、”プロマネはどんなことをする役割なのか”というのを掴むことができる。マンガでない部分の解説もよくまとまっているのできちんと読むこと。

 

PMBOK入門

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門 PMBOK第5版対応版

 

 PMBOKはきちんと押さえておこう。PMBOKプロマネの必修科目。

とはいえ、敷居が高いので、ハードルを下げてくれる本書で概要を掴もう。

 

PMP試験合格 虎の巻

PMP試験合格虎の巻 第5版対応版 (PMP試験対策)

PMP試験合格虎の巻 第5版対応版 (PMP試験対策)

 

 PMP試験対策向けの本だがよくまとまっている本。なので、試験を受ける受けないに関わらず、PMBOKを学びたい人に自信を持ってオススメする。これは買って損はない。というか買うべき。

 

④先制型プロジェクト・マネジメント

先制型プロジェクト・マネジメント―なぜ、あなたのプロジェクトは失敗するのか

先制型プロジェクト・マネジメント―なぜ、あなたのプロジェクトは失敗するのか

 

 ⑤問題プロジェクトの火消し術

問題プロジェクトの火消し術

問題プロジェクトの火消し術

 

⑥ベンダー・マネジメントの極意

ベンダー・マネジメントの極意

ベンダー・マネジメントの極意

 

④⑤⑥は同じ著者で、セットで読むべき。順番は④→⑤→⑥が良い。

このセットまでを理解すれば、ある程度は現場でも勘所がわかるようになるはず。

(対応ができるようになるには、「経験」が必要であるが、若いうちはなかなか経験できない部分もあるので、「経験」はイメトレで埋めるしかない。)

 

⑦プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル―論理と知覚を磨く5つの極意

 

 この本は「知識」というよりは「プロマネのマインド」について書かれている。

プロマネの仕事の9割は「コミュニケーション」であるから、どのようなマインドで臨むべきかをとらえておく必要がある。侍魂ならぬPM魂を感じることができる。

 

⑧アート・オブ・プロジェクトマネジメント

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

アート・オブ・プロジェクトマネジメント ―マイクロソフトで培われた実践手法 (THEORY/IN/PRACTICE)

 

 マイクロソフト社の数々のプロジェクトを成し遂げた人の本。

PMとしての心得や教訓が鏤められている。400ページ以上もあるので容易に読めるものではないが、読めば読むほど味が出てくる本であることには間違いない。

自信のPMスキルレベルによっても感想が異なるものになるであろう。

 

⑨プロジェクトはなぜ失敗するのか

プロジェクトはなぜ失敗するのか

プロジェクトはなぜ失敗するのか

 

 入門的な本ではあるが、プロマネのことをある程度わかっている状態で、成功をイメージしながら読むとよい。この本は、イメトレ本として活用すると良いと思う。

「こんな失敗があるのか、じゃあこういう風に振る舞えば良いのかな」といった具合に。PMはどれだけ先のことを考えることができるのかにかかっているので、イメージを膨らませる助けとなる本。

 

⑩7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣

 

 プロマネになるなら、人としても尊敬される存在になる必要があるから、という意味で載せておく。

プロマネ向け専用の本ではないが、社会人として、人として、成功のヒントが書いてある本。原書を読むのがいいのだろうが、大変なのでまずはマンガ版をおすすめする。

人生のバイブルともなるであろう本です。

 

スキルを身につけるには、書籍と実践の往復が手っ取り早いと思います。

 

簿記2級の勉強開始

そろそろ簿記でもとらないとなーと思い、6月の簿記試験を受けることにした。

 

調べてみると、勉強時間は約50〜100時間を必要とするそうなので、

あと1ヶ月だと1日2〜3時間程度という計算になる。。間に合うかな。。 

 

とりあえず買ってきたテキストは下記2つ。一番わかりやすそうなやつにした。

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第6版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第6版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

 
スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第3版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 日商簿記2級 工業簿記 第3版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

 

合格基準は、70点らしいので、

・工業簿記で満点(40点)

商業簿記で半分以上(30点以上)

を狙ってく予定。(工業簿記はパターンが少ないので効率的らしいと某サイトの意見を信じてみる)

 

スケジュールとしては、

GW前にテキストは終わらせて、(GWは遊んで)、GW後に過去問を解くイメージ。

 

証券アナリストの財務分析の前哨戦として、ここは確実に合格したいところではある。

 

ITIL ファンデーション 一発合格

ITIL ファンデーション試験を一発合格してきました。

 

ITILとは、ITシステムの構築や運用などに関するノウハウ集のことです。

学ぶ利点としては下記の2点が挙げられます。

1. 実際の運用負担の軽減につながる(近年ITシステムの需要が増す一方で、ITシステムに関わる組織や人の負担が増え続けている現状があるため)

2. ITILの用語を知ることで円滑なコミュニケーションにつながる(ITILの用語は、システム運用の現場では共通言語に近いものになりつつある現状があるため)

 

IT関連団体の認定資格において、PMPに次ぐ第2位の需要があるようです。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20120412/390788/

 

【勉強方法】

・下記のテキストを理解すればOK.勉強時間は、15〜20時間くらいを見積もっておけば十分だと思います。

IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011 (EXAMPRESS)

IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011 (EXAMPRESS)

 

 

ポイントとしては、下記の2つだけ。

①下記分野では、各々「なにをするのか」を把握すること。

サービスマネジメント

・サービスストラテジ

・サービスデザイン

・サービストランジション

・サービスオペレーション

・継続的サービス改善

②用語をきちんと理解すること。

 

仕上げとして、巻末問題を解けばOKです。

私は、得点率90%で合格しました。(合格基準は65%)

 

次は、プロジェクトマネージャ試験(IPA)を受ける予定です。

【雑記】中期的目標リスト

新卒でSIerに就職して早3年になる。

4年目になるに際して、中期的目標を再確認してみる。

 

(2014/3/15時点)

■中期的目標:一流のシステムエンジニアになること(特に、ITと金融)

■スキル

○IT

 ・Java:OCJ-P取得済みだが、サーブレット周りの知識拡充。

 ・DB:Oracle Gold取得済み。

 ・Linux周辺:LPIC level 3まで取得済み。

 ・ミドル:特に、他システム連携部分の知識拡充。

   ・MQ(IBM製品)

   ・hulft(日立製品)

   ・sendmailオープンソース

 ・JavaScriptスマホ開発用として知識拡充。

 ・UI/UX:Howだけではなく、WhatやWhyについても考えられるように予備知識。

○IT以外

 ・プロジェクトマネジメント:PM試験、PMP試験を通じて学習。

 ・提案、要求、分析力:BABOKがよいのかな?

 ・IT標準知識:ITILCMMIの学習。

 ・会計:簿記をやるか。。

 ・ロジカルシンキング:適当な書籍をさらっとく。

 ・文章力、ドキュメント作成能力、資料まとめ:日々の鍛錬。

 ・プレゼン:勉強会や自己発信を通じて。

 ・リーダーシップ:書籍と実務の往復。

 ・(FX:お小遣い稼ぎ。経済の勉強にもなるかな・・)

 

技術スキルよりもビジネススキルの方が多くあがった傾向があるな。。

各々に対して、期限を決めた方がよいのだろうけど、今回はとりあえず洗い出しってことで。

目標を見失わずにこつこつとやってきたいと思う次第。

 

P.S.

最近Kindleが買おうか検討中・・・。

Kindle Paperwhite(ニューモデル)

Kindle Paperwhite(ニューモデル)

 

 

【雑記】頭が良いとは何かを考えてみる

「頭が良い」とは何か?

と常々思うことについて考えてみる。

 

時代、立場、状況によってその答えは異なるであろうが、私の見解では下記3点に集約されると考えている。

 

① 与えられた情報から要点を的確にかつ客観的に把握することができること。つまり、So What?の力。

 

② 客観的に把握した内容の根拠を示すことができること。つまり、Why So?の力。①との整合性(ロジック)がきっちり通っていることが前提。

 

③ 把握した内容と根拠から、次に取るべきアクションを実行できること。もしくはアクションを提示できること。アクションをひとつに選択できない場合は、複数提示するのでも良い。

 

さらに上に行くには、上記3点を、正確にかつスピーディにこなすことであると考える。

また、一つの問題だけに対処すれば良いという状況は少なく、多数の問題を平行して対処する状況が多いであろう。その場合は、「各々の問題に対して考える頭の切り替え」や「個々の問題の状況管理」も重要になってくる。

 

・・・と、頭ではわかっていてもすぐには実践できないというのが人間。

まずは小さなことからひとつずつ忠実に守り、実践し、身につけていく、というプロセスがよい。

 

ゴール(上述した3点)に達するまでの小さなことってどんなことか?と言う人には、下記の本をおすすめしたい。コンパクトにまとまっており、かつ朝起きて5分だけ目を通すくらいでも効果的である。

まずは、目次にさらっと目を通し、今の自分に合った項目から実践していけば良い。

99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ

99%の人がしていない たった1%のリーダーのコツ

 
99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ

99%の人がしていない たった1%の仕事のコツ

 

 

当たり前のことを当たり前に。その繰り返しこそが成長の王道だと思う。

 

「基本は最強」

それを実感できるようになる頃には、きっと今のステージよりも数段階上にいるはず。